争いを避ける母親ノート法スタイルの会話
母親ノート法はまず、お子さまとお母さんの会話を思い出して、出来るだけ忠実にノートに書き出してもらう事から始まります。
なぜノートに会話を書くか？
それがとっても重要なことだからです。
我が子が良い人生を歩めるようにとかけていた言葉が実は「子供のやる気」を奪っていたと気が付いていただく為には、会話を客観的に眺めていただく事が良いのです（＾＾）
例えば、小さいお子様ならスーパーでお菓子を欲しがる時ってもちろんありますよね。買わないよって約束していてもダダをこねられたりしたら、「もう～いいかっ」って感じで殆どの方は
子が勝つ（子供がうるさいからとりあえず何か買う）
もしくは、怒ったりして
親が勝つ（買うのを我慢させる）
母親ノート法ではこういった場合、「話し合う」というスタイルを取り入れます。
会話例（スーパーなどで）
子：お菓子買って～
母：家にあるじゃないの
子：あれはチョコレートだもん！クッキーが欲しいの！
母：今日は買わないって来る前に約束したでしょう・・・
子：買ってよぉ～
母：（無視して買い物を続ける）
子：買ってよぉ～ねぇ～
母：（無視して買い物を続けるが疲れて来た）
子：買ってよぉ～ねぇ～（延々と続く）
母：もう！100円までよ。買っておいで。
母親ノート法スタイル
子：お菓子買って～
母：お菓子買って欲しいのね？
子：うん！買って欲しいの！
母：う～ん・・・どうしようかな・・・家には他にお菓子はあるし、出かける前に○○ちゃんと今日はお菓子は買わないって約束したしなぁ・・・
子：・・・・
母：困ったなぁ～ うぅ～ん
買う買わないでゴチャゴチャし出したら、このスタイルで一度試して見て下さい。面白い結果が出ますよ（＾＾）
スーパーでは無いんですが昨夜のわが家の息子との会話がこのお菓子編に似てるので書きますね。
昨夜はちょっと夜は私は肌寒かったんです。
リビングの窓を夫が開ける
私：寒いぃ～
夫：（窓を閉める）
子：なんでよぉ～！開けてよ。俺は暑いんやで。
夫：お母さんが寒いって言ってるから閉めといたり。
子：なんでよ～俺は暑いんや～。暑い暑い～苦しい～開けてぇ～
（しばらく夫と息子のこんな会話が続く）
私：君は（息子）暑いから開けたいし、ママは寒いし・・・どうしようかなぁ～
（お分かりだとは思いますが、ここで親はどうするのか指示しない。子供に判断をゆだねる。これがとても重要です。）
息子：じゃぁ少しだけ開ける（一回目の開けた分量より1/3ぐらい開けた）
私：ありがとう。
息子（現在小学校5年）が自主的に出した解決策です。素晴らしいでしょ！
自分で下した判断なのでとても気持ちが納得いくのです。
同じ1/3だけ窓を開けるにしても 私が「じゃぁ半分だけ開けていいよ」と伝えて、親の意見、親の指示に従って息子が半分窓を開けたとしても『心の充足感』が全く違うのです。
この『心の充足感の貯金』があれば、嫌な事があってもそこから素早く回復することが出来るんです。
母親ノートは不登校の子供を持つお母さんのために考えられたメソッドです。
不登校の子供は『心のエネルギーの貯金』が無くなってしまっている状態です。エネルギーは学校やクラブ、友達との間で奪われてしまったのかもしれません。でも、そんな事があっても、登校出来る子もいます。その違いは何でしょうか？
兵庫県三田市ヒプノセラピー、母親ノート法、キャンドルワークショップ演出の23room
